平和の旅・ルーツの旅 Ⅲ
3年生はルーツの旅として、本学院の創立母体である「マリアの宣教師フランシスコ修道会」が日本で最初に創設した熊本修道院を訪問しました。
修道院の聖堂で、本学院のシスター入江より、修道院や待労院(ハンセン病患者の療養所)の創設の話を伺いました。
修道院や待労院を創設したジャン・マリ・コール師と5人のシスターは、満足な援助が受けられないことを知りながら、ただ、『愛』だけを持って来日され、円滑な人間関係を構築するために地元の方から必死に日本語を学習し、最も貧しく、人間的に扱われなかったハンセン病患者の方たちのお世話に献身的に従事したというお話でした。
生徒たちは、本学院のルーツであるシスターたちの愛の深さに感動し、自分たちも高校で一生懸命学び、社会で自分を役立てたいという思いを強くしていました。