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講堂朝礼〜生徒へのメッセージ〜

Messages for Students

「神さまの望み」 シスター入江純子

「神さまの望み」

  テーマ「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」

 秋晴れの気持ちのいいお天気が続いていますが、地球上の出来事には心が痛いです。

10月の朝礼の時に「新世界」の演奏や動画を見ました。ウクライナで活躍をしておられた日本の指揮者のもとに40人ほどの方が活動しておられました。その一人ひとりに声をかけて集まった方10名ほどが

その場からズームで参加されました。ある人は野原で楽器をもって、ある人は焼け跡のがれきの傍からきれいな声で歌っておられました。どのような苦しみの中に居られるのか想像もつきません。新しい世界に希望あれと祈りながらの演奏だったことでしょう。

 先日シスターの故郷の若狭から10年ほど会っていなかった彼が自費出版の本をもって来られました。大阪に用事があって修道院に立ち寄って2時間ほど話していかれました。6時頃帰られたのですが

若狭に着くのは12時を過ぎます。それでシスターはお弁当をあのお弁当袋に入れて差し上げました。

 大変喜んで翌日メールが来ました。

「お弁当のこと一生忘れません。お弁当をいただいています。美味しくて、ありがたくて、もったいないです、ありがとうございました。」とありました。

本当に小さなことだけれど 人はみな助けられて生きていることに気が付けばそこに感謝が生まれます。

喜びと感謝は相互の間に生まれます。与える人の喜びと受ける人の感謝。このような体験を積み重ねたいですね。

 今月のみ言葉は

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなた方に望んでおられることです。   あなた方をお招きになった方は、真実で、必ずそのとおりにしてくださいます」

ロシアとウクライナの戦争の終息を修道院で毎日祈っています。シスターは7時のニースを見るのが怖いです。神さまはなかなか祈りを聞き入れてくれませんね。

全教皇ヨハネ・パウロ二世が10数年前 広島、長崎に「平和の巡礼者」として来られました。これは

広島でのメッセージです。

 戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。

戦争こそ平和な世界をつくろうとする人間の努力をいっさい無にする。

これは将来の世代に向かって警告された言葉です。

今与えられている命を生きている私たちは人間の力をはるかに超えた神に祈ることを知っています。

 この地球上の自然の美の造り主なる神に祈ります。

  主よ、私の声を聴いてください わたしたちが いつも 憎しみには愛 貧困には自分を分かち合い 戦争には平和をもってこたえることができるように勇気をお与えください

シスターの決心

 シスターたちの祈りが聞き入れられますように、あなたたちと一緒に心を合わせて祈ります。

祈りは必ず届きます

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