シンガポール修学旅行ハイシン(海星)カトリックスクールとの交流を終えて 校長 古賀誠子
創立60周年記念シンガポール修学旅行にて、世界的なネットワークを誇る福岡海星女子学院高等学校は、シンガポール海星・ハイシン・カトリック・スクールを訪れました。男子生徒による迫力あるライオンダンスでの歓迎に、深く感激し、校長先生をはじめとする諸先生方の心温まる準備に心から感謝しました。ハイシン・カトリック・スクールは、本校と同じマリアの宣教者フランシスコ修道会によって設立された学校です。校訓は本校と同じ「愛をもって真理に向かう」です。生徒たちの制服には、ラテン語で、このスクールモットー
Ad Veritatem per caritatem が刻まれています。
ハイシンの生徒たちと私たち修学旅行団(第2学年)は、交流のセレモニーを行いました。セレモニーの中で、両校の校歌を歌って互いにエールを送りあいます。驚いたのは、ハイシン高校の校歌は「聖フランシスコの祈り」( Channel of Your Peace )だったことです。この聖歌は本校でもよく歌われている聖歌なので、本校生徒もハイシンの生徒たちに加わって、共に英語で合唱することができました。世界の海星っ子が一つになった瞬間でした。他にも、校長スピーチ、生徒代表のスピーチの交換、両校生徒によるダンスの披露も行われ、交流会は盛会裏に終わりました。その後、本校生徒には、一人ひとりにバディー(お世話係)がつき、ロボットテクノロジーの授業を一緒に受けました。ハイシン高校は、ロボットテクノロジーで有名な学校で、理科教育に大変熱心で、数々の賞を受賞しています。現在、本校とハイシンは、将来的な交換留学を含む交流事業の話し合いを本格的に進めています。
10日4日には、インドネシア、シンガポール、日本の3か国の海星が集まり、「聖フランシスコの集い」のミサを行います。マリアの宣教者フランシスコ修道会から5人のシスター方が派遣されて125年、その働きのうえに福岡海星が導かれ、創立されて60年という記念すべき年に、シンガポール、インドネシアの海星とあらたに絆を深め、共にこれをお祝いしてくださることに神様の偉大なご計画を感じます。神様から私たちへのエールと言えるでしょう。また、本校は今後も様々な国々にある「海星」とつながっていく計画です。世界中の「海星」が一つのファミリーとなって、繋がっていける数々の奇跡に心から感謝し、創立60周年にここに居合わせた私たちの責任をしっかりと果たしながら、次の世代へとバトンをつないでいきたいと考えます。
保護者の皆様、本校の教育および教育方針にいつもご理解とご支援を賜り心より感謝申し上げます。60周年行事は、芸術鑑賞会、テーブルマナー講習会、ドラマ探究発表会、クリスマスJOY倶楽部コンサートと、これからも続いてまいります。また、12月7日には創立60周年記念式典を行うよう計画しております。引き続き、本校の教育にご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。