行動していきましょう
教頭 松本 裕子
能登半島地震
〇2024年の幕明けに大きな地震の速報が流れ、お正月気分が一転しました。時間が経つにつれ、被害の状況が明らかになってきました。29年前の阪神淡路大震災を思い起こしました。震度7強の地震と火災は、重なります。今もなお、行方不明の方々が一日も早く家族ののもとへ帰ることができますように。救助活動や支援活動に力を尽くされていらっしゃる方々、被災された方々の健康と心の平安をお祈りしたいと思います。
〇1月9日に各クラスの学級員と委員会の委員長さんが集まり、学期はじめの生活目標を決める代表委員会がありました。その集まりの中で「能登半島地震のための募金をしよう」と子どもたちから意見がでました。
早速、今日から18日まで運営委員会を中心に募金活動が始まります。自分たちで「何ができるか」を考えて行動にうつした3学期の始まりとなりました。
職員クリスマスミサ
〇毎年、12月中旬に学院(幼稚園・小学校・高等学校)の職員が一同に集まり「職員クリスマスミサ」に与かります。福岡カトリック神学院の牧山強美神父様の司式のもと、クリスマスをお祝いします。
〇牧山神父様の説教の中で「イエスの誕生には、過去・現在・未来の3つの視点があります」と話されました。
過去は、アドヴェント「到来」という意味です。イエスが救い主として生まれたことによって、「救い」が完了しました。イエスの「命」の贖いによって、わたしたちは、罪を赦され、神との繋がりを持つことができました。
現在は、インマヌエル「来ている」という意味です。わたしたちの「心の中」にキリストがいます。心の奥深いところにいつも寄り添っているもう一人の私がいます。「それでいいよ」「それはいけないよ」これを「良心」と呼びましょう。「良心」の最も深いところに神がいます。
未来は、「再臨」という意味です。「救い」を完成させるために再びイエスが来ることを願っています。私たちは、人の死と重ねて理解します。「到来」「来ている」「臨在」それらがクリスマスです。
〇キャンドルサービスで次のような詩の朗読がありました。
「黙って愛しなさい。わたしが愛したように、何も語らず、しばしば外にさえ表さず、黙って愛しなさい。
黙って愛しなさい。愛が深く、ほんものになるために。
だれにも気づかれないように奉仕し、目につかないようによい行為をしなさい。そして、黙って愛することを学びなさい。
黙って愛しなさい。叱られても言い訳をせず、心を傷つける言葉を言い返さず、黙って愛することを学びなさい。あなたの沈黙のうちに、恨みや不忍耐や厳しい批判がひそまないように。いつも兄弟を尊重し、大切にすることを心がけなさい。」
「黙って愛すること」とは、どんなことだと思いますか。祈って神さまとお話しましょう。
研究がはじまります
〇本校では、子どもたちの実態をもとに研究テーマを設定し3年間を通して「目指す子どもの姿」になるように研修・研究をすすめております。
2025年「九州地区私立小学校教員研修会」では、本校が会場校となります。九州地区の私立小学校14校の先生方に授業を公開いたします。研究の先駆者となるべく、先を見る教育をすすめていきます。今まで積み上げてきた研究をさらに深めていくために、「LSG’S(ラウダード・シ)・SDG’Sを見据えた主体的・対話的に学び行動する子どもの育成」に努めてまいります。
〇「行動する」を念頭に、これからさまざまの事に私たち大人が背中を見せていきたいと思っております。「考える」に止まらず、「行動」で愛を示していくことを年頭のごあいさつとさせていただきます。今年も保護者のみなさまと共に歩んで参りますので、よろしくお願いいたします。