校長室からMessage

家族と食育

教 頭 松本 裕子

手芸講習会

○ 今週7月12日から14日の3日間、手芸講習会がありました。10月2日に開催されます「愛校バザー」に出品する手芸品を作成するために、保護者後援会主催のもと希望の保護者の方が集い、マスク入れやチャーム、レジンのキーホルダーなどを作られました。2年ぶりに保護者が集い、学年を越えて作られた手芸品はどれも素晴らしいものばかりで、子どもが喜ぶ顔が目に浮かんできます。

保護者の皆さまも自然と会話が弾み、子育てのことやバザーのことなど和気あいあいと楽しい時間を過ごされ、保護者間のつながりを持たれた3日間でした。手芸を教えていただいた講師の皆さま、ありがとうございました。アイデアと愛情が詰まった作品をどうぞお楽しみに!

○ いよいよ、来週の7月20日は終業式です。

 Withコロナで始まった1学期でしたが、第7波の感染で終わろうとしています。オミクロン株が変異(BA-5)をし感染力が強くなっていることや空調を使うために換気が不十分になっていること、3回目のワクチンの効力がなくなってきていることなどが考えられているようです。コロナ第7波の中、長い夏休みに入ることを心配しておりますが、引き続き感染対策を行いながら、体の免疫力を高める規則正しい生活を心がけて、夏休みをお過ごしくださいませ。

家 族

○ さあ、長い夏休み、ご家族でどのような計画を立てておられますか。

 1学期は「家族のあり方」を考えさせられた学期でした。学校行事や日常生活を通して当たり前のことがどこか欠落していると感じました。欠落しているところとはどこでしょうか。家族団欒の食事。家族一人ひとりの役割。コミュニケーション。共働きの家庭で育った私ですが、家族との時間は短くても私の役割は自然と両親を助けることでした。

○ そんな母も85歳を迎え、老後を「誰にも迷惑をかけないようにと」杖をつきながら呟きます。

「いいんだよ、家族に迷惑かけったて。甘えていいんだよ。家族じゃないの」と激をとばしている私がいます。

 「助けて!」と言える家族ですか?

お子さんの起こしている事象だけに囚われていて気持ちやサインを見逃していませんか?

食 育

○ 私たちの時代は「食事は残さず食べること」が当たり前でした。しかし、今の子どもたちは、「嫌いなものは無理して食べなくてもいい」「好きなものだけ作ってもらう」に変わってしまっているように感じます。本当に子どもの成長を願うのであれば、このような教えは大変危険です。食物アレルギーのお子さんを除いては、しっかり食べることを是非教えてください。これは、食事のお手伝いから始まります。

○ わたしたちの体を構成している栄養素は、タンパク質、糖質、脂質、ミネラル、ビタミンです。

車で例えると、タンパク質は車のボディ、糖質・脂質はガソリン、ミネラル・ビタミンはオイル・潤滑油です。これらが揃ってはじめて車は動きます。つまり、決してひとつの栄養素だけでは体は作られないのです。

 そして、睡眠中にホルモンが栄養素と相互に働き、脳と体、心の疲れを癒してくれるのです。

 これが免疫力を高めることにつながります。神さまからいただいた体は本当によく考え創られています。

 夏休み、勉強の計画を立てて、無理をしないように心と体をしっかりと休ませる家族との時間を大切にしてください。ご家族の皆さまのご健康と有意義なお休みになることをお祈りしております。

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